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ここち博士のQ&A-7月
お天気も気分も晴れない梅雨。
植物たちにとっても、高湿の影響で病害虫が発生しやすい時期です。
植物の健康管理に気を配り、この季節だからこそできる楽しい花仕事で気分転換しましょう。

Q ハイビスカスの鉢植えを購入しました。来年も咲かせることはできますか?

A 冬の間、日光と温度の管理ができれば来年も咲かせる事ができます。

ハイビスカスは温度と強い光を好む植物ですが、冬の間も室内で十分な光と温度15℃以上の環境の下であれば、葉もさほど落ちることはありません。温度管理ができれば来年も咲かせることが可能です。リビングなどに置かれる場合、日中は暖かくても、夜中に人が居なくなり、室温が下がると落葉してしまいますので、深夜は発砲スチロールなどの覆いをするなどの対策が必要です。

春になり、暖かくなってきたら一回り大きな鉢に植え替えてください。冬の間に鉢の中で根が充満し、酸素不足になっているかもしれませんので空気の入れ換えが必要です。枝から新芽が出てきましたら、株の周りに市販の緩効性肥料をまくことで生育も進むでしょう。新芽が伸び出すとアブラムシなどの害虫が付きやすいのでご注意ください。

おそらく、来年は6月下旬位から花芽を着けるようになると思います。店頭で販売されているものは、温室で暖房を使って栽培したものですので、花着きが良く、生育旺盛な姿になっています。それと比較してしまうと、ご自宅で冬越しさせたものは生育が遅いと感じてしまうかもしれませんがハイビスカスは11月上旬くらいまでは次々と咲いてきますので、ぜひ、ゆっくりとお育てください。


Q キリンマムガーデンの摘芯方法を教えてください

A キリンマムガーデンの場合、1回目の摘芯は新しい枝が10〜15cmくらいになった時に枝先の2〜3cmを摘み取ります。

すべての芽を摘むわけではなく、強く伸びている枝を中心に行います。写真の丸く囲んでいる程度の芽は残しましょう。
また、矢印(
)で示したような混み合った葉は病気の原因になりますので、取り除きましょう。
その後2〜3週間ほどたってから2回目の摘芯を行います。7月いっぱいで2回の摘心が終わるように行えば、その後は手を加えなくてもきれいな形に育ちます。

摘芯前
摘芯前
摘芯後
摘芯後

Q 十二衣グランデの花つきについて

枝もかなり充実して花芽がぎっしりついていますが、花が咲く前に蕾が枯れてしまうか、咲いても半分しか開かない状態です。

A 栄養成長時期に見られる現象です。

花芽が枯れてしまうのは、枝の先端についているつぼみではなく節から出たつぼみではありませんか?これは株に力がある十二衣グランデによくある事なのですが株が成長する栄養成長期(枝を伸ばそうとする時期)は、成長するために栄養が使われます。
そのために、つぼみまでに栄養がとどかず、つぼみがついても途中でしぼんでしまうことがあります。
しかし、これが開花期になると脇芽まですべて咲き誇りこんもりした姿になります。

Q 「キリンマムガーデン」の株が大きくならずに花が咲いてしまったのですがどうすればいいですか?

A 摘芯を行うのが球状に大きく育てるコツです。

摘芯の目安の写真摘芯は開花する花を増やし、株を形よく、こんもりとした球状に育てるコツのひとつです。本来は7月中旬頃までに、1〜2回行うのが最適ですが、植える時期が遅かった場合は、8月上旬までには行いましょう。
詳しい摘芯方法はこちら>>

■摘芯の目安
右写真の○印で囲んだものが摘芯すべき蕾の目安です。これらより大きい蕾はすべて8月上旬までに取り除きましょう。8月中旬以降は摘芯も不要になります。
■肥料
お盆を過ぎて涼しくなり始めると急激に株が繁りだします。そのために事前に株元に追肥を施します。花芽を持ち始める時期なので、リン酸(P)が高めの肥料が適します。8月中旬以降、9月初旬までに実施しましょう。

Q ペチュニアの切り戻し

ペチュニアは、株は大きく出来るし、周りの枝もよく伸びるのですが、 いつもまん中の中央が段々淋しくなり、伸び悩む感じです。 中央がこんもりと咲くような切り戻しのコツを教えてください

A ポイントは、ピンチの位置と株元の古葉除去です。

思い切って株元から半径5cmくらいのところですべての枝を切りもどしてください。
その後1〜2週間程度は水やりをやや控えめに管理します。
肥料は10日間程度は与えません。
残した枝の節から新しい芽が発生し始めた後、新しい葉が大きくなるに従って、水やりと肥料を段階的に多くしていきます。
新しく発生した枝は早めのピンチを行って枝数の増加を心がけます。ピンチは3〜5枚の葉を残して先端を摘み取り、 全ての枝に対して行います。
花は枝の先端部分にのみつきます。したがって、 ピンチ回数を増やせば増やすだけ枝数が増え、花付も多くなりますが、開花は遅れます。
また、株が大きくなってくると、株もとの古い葉を早めに除去すると 病虫害の発生を予防できるほか、株もとの日当たりと通気性がよくなって、 新しい枝の発生が期待できます。

Q 株元の葉が枯れたペチュニア。元通りにできる?

梅雨になり、株元の葉が枯れて長く伸びた茎の先にしか花が咲きません。茎を切り戻すことで株を元通りきれいな姿に仕立てることができると聞きましたが、具体的にどうすればよいのですか?

A 思いきってすべての茎を切り戻し、芽吹いてきたら植え替えを。

春から育てた株は、6月に入り、プランターの土全体に根が回り酸素不足や肥料不足などで株が弱ったり、梅雨の長雨の影響でウドンコ病等の病害やアブラムシの害等で傷んでくることが多いものです。
キリンウェーブや十二衣などの最近の品種は、枝を整理することで新たに株元からたくさんの芽を出す性質があります。伸びすぎて姿が乱れたり、傷みが出たときには、思い切って、株元から半径5cmくらいの位置ですべての茎を切り戻しましょう。その時、病気の葉や枯れた葉はすべて取り除きます。完全に葉がなくなっても、株元の茎がグリーンであれば問題がありません。たっぷり水やりした後、できれば枝骨だけの株を殺菌剤で消毒しておきます。
約2週間で残した茎の節々から芽が吹いてきます。この時期に鉢からすっぽり抜き取って、根の全体をへらやはさみで土を落としながら約半分くらいに小さくします。この株を新鮮な土に植え替え、育ててください。約1か月で、みごとな株に仕上がります。

Q ペチュニアの茎が伸び放題に。美しい大株に仕上げるには?

園芸雑誌などのみごとな大株に仕上げたいのですが、我家のペチュニアは茎だけが先へ先へと伸びまとまりがありません。どうすれば雑誌のような大きな株ができるのでしょう?

A 生育の旺盛な茎を中心に切り戻し、肥料や水を適切に与えればOK。

最近のほふく性のペチュニアは、手入れをしないと、最初に出た茎だけが先に伸びてしまいがちです。ペチュニアは茎の先端に花が咲くため、株元が裸になってさびしくなります。株元からの芽をふやすためには、生育の旺盛な茎の先端を軽く切り戻して伸びを止め、株元から脇芽が多く出るよう促す必要があります。
また、ペチュニアは肥料の吸収が非常によいので、肥料不足になりがちです。一定の土の量で枝数の多い大きな株を作るためには、定期的に液肥を与える作業(300倍から500倍を1週間に1回)が欠かせません。また、強い日光にあて、雨にはあてずに、病気やアブラムシなどの害虫の防除を徹底します。常に葉が濃い緑をしている状態であれば問題ありません。
あとはよく伸びる茎をこまめに切り戻して、できるだけ枝数を増やすことです。土壌は常に一定の水分を含むように保ち、乾燥による株のしおれが絶対にないようにして下さい。

Q ペチュニアの花がらを摘んだほうがよいのはなぜ?

ペチュニアは花がらを摘んだほうがよいと聞きましたが、どのような理由からでしょうか? またコツを教えて下さい。

A 病気や養分の消耗を防ぐためです。花軸の元からこまめに摘みましょう。

天候がよいときなら、ペチュニアの花がらは完全に枯れて最後には落ちるので特に問題がありません。が、天候が悪いと花がらが乾かず葉の上にべっとりとくっつき、そこに灰色カビ病などが発生しやすくなります。
花が終わり変色した頃、花のついている花軸の元から、できるだけ早く取り除いた方が見た目にも美しくなります。種子のつきやすい品種では花軸を残すと果実が発達し、ここで養分を取られて株がますます弱ってきます。
ペチュニアの花がら摘みは、病気を予防し、無駄な養分消耗を抑えるための大切な作業なのです。

Q 夏の病虫害。薬を使用しないで予防するには?

食用のハーブ類や、洗濯物に薬剤がかかるのが気になります。薬に頼らない病虫害予防のコツはありますか?

A 水はけや風通しをよくし、成育環境を整えましょう。

農薬は、使わないで済めばそれに越したことはありません。ハーブ類や春の球根類にはめったに農薬を散布することはありませんが、雨が多く、湿度の高い夏の時期はどうしても病虫害が発生しやすくなります。
アブラムシや初期の病気は、発生したら手で取り除くか、その部分を切って処分することです。また、乾燥を好む赤ダニは毎日葉水をやることで発生が少なくなります。株の元気がよいときは、病害が少ないように充分な肥培管理(肥料を与え丈夫に育てること)で常に旺盛な生育をさせることはいうまでもありません。
また、地植えの場合、マルチングで泥が飛び散るのを防いだり、株元に水を与え葉を濡らさない、よく陽に当てる、風通しを良くするなど植物に適した環境に置くことも大切です。
鉢物の場合、ブロックやレンガを下に置くことで排水がよくなり、またナメクジなどの食害も防除する効果があります。

Q 真夏の強光線で植物を傷めないためのポイントは?

日差しが強い夏、植物を管理するにあたって気をつけるのはどのようなことですか?

A 植物の夏バテを防ぐため、まず水分不足に注意しましょう。

植物によって、最も効率よく養分を作るための温度、光量が決まっています。夏の天候の良い日は、植物にとっても暑すぎたり、光がまぶしすぎたりするために、養分を作る能力が落ち、同時に消耗も激しくなって日に日に弱ることがあります。
特に土が乾燥し、植物内の水分が少なくなると、葉の温度が急激に上がり熱中症でダウンしてしまいます。従って日中の水分不足によるしおれに充分に気をつけ、夏場は午前中の温度があまり高くないときに水を与えます。水分不足でしおれた株には葉の上から灌水せず、株元に灌水してください。
乾燥により鉢やプランタ−の土は固くなり、酸素不足の状態で根も弱ります。このようなときは、土の表面を軽くたがやしたり(中耕)、タライに水を張って鉢の下から吸水させる(底面吸水)ことで、新鮮な空気を送り込むことが必要です。

【強い日差しを好まない植物
観葉植物やラン類、インパチェンスなどは、スダレや寒冷紗で遮光すると良いでしょう。プランターの置き場所にも気をつけます。アスファルトやセメントの日中乾燥して温度の上がる場所に直接置かないようにしましょう。
適当な大きさに切った古いカーペットの上に置くのも一つの方法。灌水時にカーペットがかなりの水分を含んでくれるので、株周りの湿度を保ち、高温による害を防ぎます。

プリムラ
夏越しに挑戦するプリムラなどは乾燥により葉が弱ります。直射日光の当たらず、土壌水分を保てる庭木下の半日陰に植え直すとよいでしょう。

室内植物
また、室内で育てている植物をこの時期に戸外に出す場合、いきなり外の直射日光に当てると葉焼けを起こします。玄関先などで1週間程度慣らしてから、戸外の強い日差しに当てるようにして下さい。